簿記をメンダコといっしょに学ぶブログ

簿記の勉強のためのブログです。日商簿記3級、2級。

利息の計算(日割り、月割り)

利息の日割り計算とは

利息の日割り計算ってなに?

簿記の問題文で、貸付金、借入金の利率と貸付期間が与えられて、その期間ぶんの利息の額がいくらになるか計算しないといけない場合があるよ。

貸付金、借入金とは?」と「利息の天引きとは?」でも利息の仕訳をしたけど、そのときは利率だけだったよね。

そのときは言ってなかったけど、ちょうど1年後に返済する場合の仕訳だったということだよ。その場合は元本に年利を掛けるだけ。でも貸付期間が違ったら、それに応じた額を計算しないといけない。

それで日割り計算をするんだね。

簿記で利息の問題が出たら、原則は日割り計算をしよう。でも問題文に月割り計算をすると書いてあったら月割り計算をしてね。

問題文次第なんだね。

日割りの計算方法

利息の日割り計算は、元本 × 利率(年) × 日数 / 365(日)をするよ。

元本っていうのは貸付金とか借入金自体の額のことだね。

そう。利率をかけて1年の利息の額が出るから、それを貸付日数の額にする。

365分の日数を掛ければいいんだね。

利息の日割り計算の練習

練習してみよう。100,000円の借入金があるとする。利率は年3.65%、貸付期間は80日としよう。利息と一緒に現金で返済する時の仕訳をしてみよう。

100,000円 × 3.65% × 80日 ÷ 365日 = 800円だから、支払利息は800円だね。

(借方)   (貸方)

借入金 100,000 / 現金 100,800

支払利息    800

月割り計算の場合の練習

今度は、問題文に月割りという指示があった場合の計算をしてみよう。

1年は12ヶ月だから、月数 / 12ヶ月になるね。

うん。では10,000円の貸付金があって、年利3%で、貸付期間2ヶ月のとき、現金で返済してもらった場合の仕訳をしよう。ただし月割り計算をすること。

10,000円 × 3% × 2ヶ月 ÷ 12ヶ月 = 50円だから、受取利息は50円だね。

(借方)  (貸方)

現金 10,050 / 貸付金 10,000

       受取利息 50

そうだね。簿記の問題を解く場合は、問題文に条件が書いてあるから、落ち着いて確認して計算しよう。

まとめ

  • 利息の日割り計算は、元本 × 利率(年) × 日数 / 365(日)。
  • 日商簿記の試験で利息の計算をするときは原則は日割り計算。
  • 問題文に月割り計算という指示があったら月割りにする。