簿記をメンダコといっしょに学ぶブログ

簿記の勉強のためのブログです。日商簿記3級、2級。

利益準備金とは?

利益準備金とは

利益準備金ってなに?

前回、「利益剰余金の配当の仕訳」で配当金を出したときの話をしたね。その配当金を出すときは、配当金の額の10%の額を利益準備金として積み立てないといけないと、会社法で決められているよ。

会社法っていう法律で決まってるんだね。なんか難しい感じがするなあ。

日商簿記3級だと、利益準備金の積立額は問題文に書かれるから、計算とかは必要ないよ。

指示通りに仕訳すればいいんだね。2級だと計算するの?

2級だとそのあたりのルールをもう少し詳しくやるけど、3級だったら配当金といっしょに利益準備金を積み立てることがあるっていうのが分かっていればいいよ。

利益準備金も資本の科目なの?

そう。資本(純資産)の科目だよ。

全部を配当しないように、資本として残しておく額が必要って感じかな。

そういうイメージでいいよ。

利益準備金の仕訳の練習

練習してみよう。株主総会で、繰越利益剰余金から5,000円を株主配当金とすることが決まり、利益準備金を500円積み立てたときの仕訳をしよう。

株主配当金は未払配当金として仕訳するんだったね。利益準備金のぶんもいっしょに繰越利益剰余金から引けばいいの?

そうだね。繰越利益剰余金のマイナスが、合わせて5,500円になるね。

じゃあそれを借方に仕訳して、貸方が未払配当金と利益準備金だね。

(借方)       (貸方)

繰越利益剰余金 5,500 / 未払配当金 5,000

            利益準備金 500

オッケー。そして配当金を払ったときに未払配当金5,000を借方に仕訳すればいいよ。

まとめ

  • 配当金を出すときは、配当金の額の10%の額を利益準備金として積み立てないといけないと、会社法で決められている。
  • 日商簿記3級では利益準備金の積み立て額などは問題文に指示がある。