簿記をメンダコといっしょに学ぶブログ

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現金・預金と小切手のはなし

現金勘定で処理するもの

今日は現金勘定について話そう。

現金ならわかるよ。そのまんまだよね。お札とか小銭。

もちろん、硬貨とか紙幣という通貨は現金勘定に含めるね。でもそれだけじゃないよ。

ほかにも現金があるの?

通貨代用証券というのも現金勘定で処理するよ。

通貨代用証券とは

通貨代用証券

通貨代用証券というのは、銀行に持っていくとすぐにお金に交換できる券だよ。

いつでもお金に変えられるからほぼ現金ってこと?

そういうこと。通貨代用証券には、他社振出小切手郵便為替送金小切手などがあるよ。

他社振出小切手とは

小切手って聞いたことがあるかも。

商品を仕入れた会社が、代金を支払うときに小切手を振り出して支払うという場合がある。それが他社振出小切手

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小切手の仕組み

商品を売った側だったら、代金としてその小切手を受け取るんだね。

そう。小切手を受け取ったら、その金額の「現金」として借方に記入する。

小切手を振り出した側は?

小切手を振り出したときは「当座預金」勘定の減少になる。

預金の種類

当座預金

当座預金は、小切手の支払いに使う預金だよ。小切手を振り出すためには当座預金口座が必要になる。小切手を受け取った人が、銀行に持って行って現金を受け取る。そしてその代金は、振出人の当座預金から差し引かれるよ。

普通預金とは違ってそういう機能があるんだね。

そう。そのかわり当座預金には利息はつかないよ。

預金には、定期預金っていうのもあるよね。

うん。定期預金は利息が少し高い場合があるけど、預け入れの期間が決まっていてその間は引き出せない。

郵便為替と送金小切手

郵便為替と送金小切手はどういうもの?

郵便為替も送金小切手も、お金を送るためのものだよ。

他社振出小切手とはちがうの?

他社振出小切手は、代金が当座預金から引かれるけど、郵便為替の場合は郵便局、送金小切手の場合は銀行から支払われるよ。

送る側はどうするの?

お金を送る側は、あらかじめ郵便為替は郵便局で、送金小切手は銀行で買うんだよ。そのときに送金額と手数料を払う。そしてその郵便為替や送金小切手を相手に渡す。

なるほど、そして受け取った側は換金する前でも現金として記帳していいんだね。

そう。とにかく、通貨代用証券を受け取った時は現金勘定を使うことを覚えておこう。

まとめ

  • 現金勘定には、通貨以外に、通貨代用証券(他社振出小切手、郵便為替、送金小切手)も含める。
  • 預金には、普通預金、定期預金、当座預金などがある。
  • 他社振出小切手の振り出し側は、当座預金勘定で処理する。

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