仕訳ってなに?
仕訳ってなに?
仕訳(しわけ)というのは、取引の内容を借方と貸方に分けて記録することだよ。
左側が借方で、右側が貸方だったね。
そうそう。たとえば、100円の商品を売って、現金で支払ってもらったときの仕訳はこうなるよ。
(借方) (貸方)
現金 100 / 売上 100
現金が100で、売上も100。
現金が増えたぶん、売上も同じ額増える。こんなふうに、取引はすべて借方と貸方が対応するように記録されるよ。
現金は借方で、売上は貸方なんだね。
現金は資産だったよね。資産が増えた時は借方に記入。減った場合は貸方に書くよ。
売上は逆になるの?
売上は収益。収益が発生したら貸方に書く。逆に収益が消滅したら借方に書くよ。
借方と貸方が混乱しそう・・・
資産と費用は借方だから、プラスのときに借方に書く。マイナスのときは反対側の貸方に書くよ。
負債、資本、収益は貸方だね。
うん。負債、資本、収益がプラスの時は貸方に書く、逆にマイナスのときは借方に書くよ。
マイナスの場合は逆側に書けばいいんだね。
そう。だから上の図を覚えていれば分かるよ。
あとは5つの要素のどれにあてはまるのかも分かっていないといけないね。
そういうこと。じゃあ練習してみよう。現金200円で備品を買いました。
安い備品だねえ。
例えだからいいの。仕訳はどうなるかな。
現金が減るから、貸方だね。
そう。そして借方に備品。
備品という資産が増えたんだね。じゃあこうなるね。
(借方) (貸方)
備品 200 / 現金 200
正解!こんなふうに取引の内容を整理するために仕訳をするよ。
まとめ
- 仕訳とは、取引の内容を借方と貸方に分けて記録すること。
- 取引はすべて借方と貸方が同額で対応する。
- 借方科目か貸方科目かは図で覚えよう。マイナスの場合は逆になる。