簿記ってなに?
簿記の勉強をすると良いって聞いたんだけど、そもそも簿記ってなに?
簿記っていうのは、帳簿に記入するっていう意味だよ。会社の取引を記録するためのルールを学ぶのが簿記。最終的にはそれをもとに会社の財務諸表が作られるよ。
財務諸表?
財務諸表は会社の成績表のようなものだよ。会社の財政状態を表す貸借対照表と、経営成績を表す損益計算書の2つを作るよ。
利益がいくらとか、そういう数字の表のことかな。
そうだね。簿記を学ぶことで、数字で会社のことを理解できるようになるよ。
数字かぁ、数学の知識があんまりないんだけど、大丈夫かなあ。
ほとんどは足し算と引き算だから大丈夫。数学が苦手でも簿記はできるよ。
ほんとに?文系だけどだけど大丈夫?
簿記はどちらかと言うと文系の科目な気がするよ。たしかに数字を扱うんだけど、法律とか会計基準っていうルールを理解することが中心だよ。簿記のルールは世の中の状態をもとにして考えられているから、実際の取引をイメージして、理解していくことが大事だよ。
法律が関係してるんだね。税金とかかな。
税金を正しく納めるためという目的もあるよ。それから株式会社の場合は株主が出資したお金をどのように運用しているのか正しく報告しないといけないから、そのためでもあるね。
確定申告とか投資にも役立つ知識なのかな。
そうそう。だから経理の担当者だけではなくて、フリーランスや副業で仕事をする場合とか、株式投資をする場合、あと、営業の人とかでも、数字で考える力は役立つと思うし、幅広く使える知識だと思うよ。
なるほど、汎用性が高い知識なんだね。
どんな会社でも共通の会計のルールで経営を考えているから、知っておいて損は無いよ。
これから勉強してみようかな。
まとめ
- 簿記とは財務諸表を作るための記帳の共通ルール。
- 数学が苦手でも大丈夫。
- 汎用性が高い知識で、会社員、フリーランス、副業、投資など、いろいろなところで役立つ。