有形固定資産とは?
有形固定資産とは
有形固定資産ってなに?
有形固定資産は、営業活動のために長く使っていく、形のある資産だよ。有形固定資産には、備品、建物、土地、車両運搬具などがあるよ。
資産の種類のひとつなんだね。
流動資産と固定資産
資産には、流動資産と固定資産があって、流動資産は、今まで話したもので言うと、現金、預金、売掛金とかがあるね。
流動性が高いってこと?
そうだね。すぐに現金にできるっていう意味で流動性が高いものが流動資産。
じゃあ逆にすぐには現金化できない流動性の低いものが固定資産ってこと?
そういうことだね。
有形と無形
有形以外にも固定資産があるの?
無形固定資産っていうのがあるよ。無形固定資産にはソフトウェアとか特許権とかがあるけど、日商簿記3級では出ないから、まずは有形固定資産から覚えよう。
有形固定資産の取得(付随費用の扱い)
備品と土地の仕訳は前にもやったから少し分かるよ。
「未収入金、未払金とは?」でも備品や土地の売買の仕訳をしたね。
資産だから、取得したら借方にその金額を計上するんだよね。
よく分かってるね。その取得した時の金額を取得原価と言うんだけど、取得時に付随費用がかかった場合はそれも取得原価に含めるということも覚えよう。
付随費用?
備品の設置のための手数料とか運賃、乗用車の場合は登録料がかかったりするけど、そういった付随費用も含めた金額を取得原価とするよ。
かかった額を勘定を分けずに有形固定資産の額として計上するんだね。
たとえば備品が使えるようになるまでにかかった額はまとめて備品として計上するってことだよ。
有形固定資産の取得の仕訳(付随費用)
では、営業用のトラック1,000,000円を購入して、登録料などの費用20,000円と一緒に代金を普通預金から振り込んだ場合の仕訳をしてみよう。
トラックは、車両運搬具ってことでいいのかな。
そうだね。
登録料とかもそこに含めるから・・・
(借方) (貸方)
車両運搬具 1,020,000 / 普通預金 1,020,000
いいね。有形固定資産は、買った時以外にも、持っている間の決算日の仕訳とか、売る時の仕訳で考えないといけないことがあるけど、次回以降話していこうかな。
まとめ
- 有形固定資産は、営業活動のために長く使っていく、形のある資産。
- 有形固定資産には、備品、建物、土地、車両運搬具がある。
- 取得時に付随費用がかかった場合、取得原価に含める。